人材開発 2022 11 27

書名 50歳からの「脳のトリセツ」
著者 和田 和樹  PHPビジネス新書

 この本を読んで思ったことは、
50歳以上だけでなく、
中年も若者も関係がある話だということです。
 中高年の人は、
老後に備えて「脳トレ」を頑張る人が多いでしょう。
 しかし、著者によると、前頭葉が大事であるという。
前頭葉がつかさどっているのは、意欲と感情です。
 どんなに脳を鍛えても、
意欲が衰えてしまうと人生の老化につながると思いました。
 前頭葉の老化は何が原因か。
著者によると、
「前例踏襲」「みんなと同じ」「偉い人が言う通り」だという。
 このようなことをしていると、
前頭葉の老化が進み、意欲が低下してしまうそうです。
 著者が言うには、このようなことは、
会社だけでなく、大学教育にも言えることだという。
 確かに日本社会ではユニークな意見を言う人は排除されて、
「みんなと同じ」が求められています。
 私も大学の試験の時は、
教授の言っていることを答案用紙に書けば、
よい成績がもらえると言われました。
これでは大学生の時から脳を老化させているようなものです。
 大学入試においても、
面接では、教授への「ご機嫌伺い」のような回答をするかもしれません。
 アメリカでは、面接は、教授ではなく、
面接を担当する人が人物評価をするそうです。
 自分の意見を言える人どころか、
教授に異を唱えることができる人物かどうか見るそうです。
 私は思いました。
日本では、大学入学の時から老化訓練が始まって、
会社では老化に磨きをかけていると思ってしまいました。
 なぜ江戸時代が停滞していたかわかりました。
「黒船」がやってきて日本は変わりました。









































































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